رَبِّ إِنِّي أَعُوذُ بِكَ، أَنْ أَسْأَلَكَ مَا لَيْسَ لِي بِهِ عِلْمٌ، وَإِلَّا تَغْفِرْ لِي، وَتَرْحَمْنِي أَكُنْ مِنَ الْخَاسِرِينَ.
رَبِّ إِنِّي أَعُوذُ بِكَ أَنْ أَسْأَلَكَ مَا لَيْسَ لِي بِهِ عِلْمٌ وَإِلَّا تَغْفِرْ لِي وَتَرْحَمْنِي أَكُنْ مِنَ الْخَاسِرِينَ
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彼(ヌーフ*)は申し上げた。「我が主*よ、本当に私は、自分に知識がないことをあなたに求めたりしないよう、あなたにご加護を乞います。そしてあなたが私をお赦しになり、私にご慈悲をかけて下さらなければ、私は損失者の類いとなってしまいます」。
この祈りは、「アウーズ・ビカ」(あなたに加護を求めます)という表現による加護の希求と、自らの無力さを謙虚に認めることを特徴としています。アッラーが、不信仰者である息子の救済を願ったヌーフに注意をお与えになった後の祈りです。
アブドゥッラフマーン・アッ=サアディー師のタフスィール
そのとき、ヌーフ(彼に平安あれ)は、自分の行いを深く悔い、「我が主よ、私は、自分に知識のないことをあなたに求めないよう、あなたに加護を求めます。もしあなたが私をお赦しになり、私に慈悲をおかけにならなければ、私は損失者の一人となってしまいます」と言いました。赦しと慈悲によってこそ、しもべは損失者となることから救われます。
このことは、ヌーフ(彼に平安あれ)が、息子の救済を主に願うことが禁じられており、「不正を行った者たちについて、わたしに訴えかけてはならない。彼らは必ず溺れさせられる」とのお言葉に含まれることを、知らなかったことを示しています。彼のもとでは二つの命令が相反しているように思われ、「あなたの家族を」とのお言葉に息子も含まれると考えていました。しかしその後、息子は、彼らのために祈り、彼らについて願い出ることを禁じられた者たちに含まれると明らかになったのです。
イマーム・イブン・カスィールのタフスィール
イブン・カスィールは次のように述べています。「ヌーフは、不適切な願いからアッラーのご加護を求め、溺れた不信仰者の息子に人間的な同情を示したことについて、赦しを願った。」
アル=バガウィーのタフスィール
「ヌーフは言った。『我が主よ、私は、自分に知識のないことをあなたに求めないよう、あなたに加護を求めます。もしあなたが私をお赦しになり、私に慈悲をおかけにならなければ、私は損失者の一人となってしまいます。』」
『サヒーフ・アル=ブハーリー』(第4712番)には、審判の日の偉大な執り成し(シャファーア)の出来事が記されています。そのときヌーフは、まさにこの自らの願いを思い起こします。